こんにちは。
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)です。
コツコツ進めているストックイラスト!!
始動してから10ヶ月ほど経ちました。
PIXTAのみでも、平均10,000円ほどの収入になっています。
やっと金額としてはスタート地点に立ったような気がしています!(遅!!)
今回は、私なりに平均10,000円にするために大切だと思うことをまとめたいと思います!!
とにかく登録数を増やす
私が、PIXTAのみで月平均10,000円になったのは、登録数が1,000に到達したあたりでした。
大体、800点ほどが目安なのかなと思っています。
そんな少し遠回りをした私ですが、1,000点を超えるとダウンロード数0という日もほとんど無くなり、朝からコンスタントにダウンロードされたよ!の通知メールが届くようになりました。
なぜ、登録数が増えることでダウンロード数が増えるのか。
私なりの考えをまとめていきます!
登録数を増やすことで起こる利点
- イラストが目に入りやすくなる
- まとめてダウンロードされる
1.イラストが目に入りやすくなる。
単純に、登録数が多いことで、イラストを探している人の目に入る確率が上がります。
また、1つの絵柄が1度ではなく、何回も目に止まることによって「やっぱり、この絵柄が良いかも」と思ってもらいやすいです。
何度も同じ絵柄のイラストを見ていると、「よく選ばれているイラストかも」「いろんな展開がありそうで使いやすいかも」などなど、発見から購入まで、その絵柄への興味を持ち続けてもらえる材料になり得るからです。
ファッションでも、最初はあまり興味の無い流行だとしても、皆が着ているのを何回も見るうちに「素敵かも」「買ってみようかな」という気持ちになりますよね。
ストックイラストの掲載ページでも、それに近い現象が起こっているのです。
2.まとめてダウンロードされる
また、気になったイラストをクリックすると、作者のポートフォリオへのリンクが表示されます。
イラストを探している人は、そこから最もマッチするイラストを探したり、他にも使えそうなイラストを見つけることができます。
もし、そこで必要としているイラストと、時系列で前後している等の関連しているものを見つけることができれば、まとめてダウンロードされる場合もあります!!
登録している数が多ければ多いほど、その確率も上がりますよね。
登録数を増やすためにやったこと
では、ここから私が登録数を増やすためにやったことをご紹介します!!
絵柄の変更
安定したクオリティを維持できる絵柄か
最初は手描きでイラストを描き、登録していましたが、イラストの安定感や線の太さの調整など編集のしやすさが必要だと感じていたため、絵柄と作成方法の変更を決意しました。
なぜ、安定した絵柄が良いのか?
手描きでも上手な人のイラストは線やバランスに安定感があります。
イラストを使う場面を考えると、1枚のデザインの中で複数のイラストを使う場面が多くあると思います。
それなのに、イラストの雰囲気がバラバラになってしまうと、デザインにマッチせず、使われなくなってしまいます。
安定感のあるイラスト作成はポートフォリオを見た時のクオリティの高さにも繋がると思っています。
そのため、私は、流用しながら作ることができるベクターデータでの作成に変更し、”安定感”も得られるようにしました。また、予め、主要のキャラクターをしっかり決めてから展開していきました。
そして、シンボル等を使った“編集しやすい”データ作りに時間をかけることにしました。
Adobe Illustratorのデータ作成に変更した
今まで、iPadのprocreateやPhotoshopなど作成していたイラストはこちらです。
▼photoshopで作成したもの
手描きで描いていると個性は出しやすいですが、このあとに様々な展開にしていこうとすると不具合も発生しやすいです。
- ポーズの変更に合わせ、描き直す部分が多くなる
- 線の太さなど微調整がしにくい
- 色違いのセットなどもベクターに比べやりにくい
私の技術不足かもしれませんが、ラスターで描いていると、その後に他で描いたイラストなどとセット販売をしようと思っても、拡大縮小することで線の太さがバラバラになってしまったり、全体的な安定感が取りづらいなと感じていました。
色違いも同じく、 Illustratorなどベクターで作成した方が速く簡単にできる印象です。
(また、何回も同じオブジェクトをコピーペーストして使っていると画質も落ちてきますが、これは「スマートオブジェクト」に変換しておくことで防ぐことができますね。)
スマートオブジェクト入門~直しに強いPhotoshopデータを作ろう~ 第1回:劣化知らずの「スマートオブジェクト」
Adobe blog:
https://blogs.adobe.com/japan/web-photoshop-smartobject-benefits-and-manipulation/
ただ、iPadproを購入し、ラスターデータでのストックイラストの作成も、とってもスムーズになりました。本当にiPadは買ってよかったです!!!本当に!!!そのため、一時はちょっとした表情違いのパターン等で数を増やすことに燃えていた時もありました。
この時のおかげで登録数1,000!という目標はぐんと近くなったように思います。
でも、闇雲に増やしていただけなので、ダウンロード数増加にはあまり貢献していませんでしたね。
イラストの安定感という部分や展開のしやすさという部分でも課題がありました。
今は、思い切ってベクター作成に切り替えてよかったと思っています。
先日も新しい絵柄でベクターデータの作成を行いました。
やっぱり自分の絵柄に戻った方が楽しいので、変更!
— あなんよーこ/イラストレーター (@anan_illust) October 20, 2020
ただ、量産や絵の安定感など考えて作り方を変えました。
【改善前】
✔︎手描きイラストをラスターのまま登録
【改善後】
✔︎イラレでパスの作成に変更!
シンボルの作り方も試行錯誤中。#ストックイラスト pic.twitter.com/rutLjl0knX
adobe Illustratorがあれば何でもできる!!!と思っているイラレ大好きな私なので、試行錯誤している時間はとっても楽しい!
線の調整もカラーの変更も楽チンなので、幅広い展開の素材を作りやすいです。
初めてシンボル等を使ったデータを作る場合は、線の繋がりなどがややこしくなってしまうので、線無しの塗りのみのイラストから始めた方が、簡単かもしれません。
私が作り方等を考えて作成した絵柄も線無し塗りのみのこちらです↓
ラスターで描いたイラストも最終段階で、ベクターに変換してしまうのも手だと思います。
私の場合、人物以外の食べ物や花などは、iPadのprocreateで描いたものをIllustratorでトレースしてしまいます。以下の記事で紹介しているので見てみてくださいね。
描きたいテーマと絵柄がマッチしているか
また、イラストのタッチを考える際は”編集しやすい”だけでなく、作成したいテーマを想定して決める事が、大切です。
そもそも、イラストを探している人が求めているテーマとイラストのタッチが合っていないと、やはりダウンロードは難しくなりますからね。
1つのテーマに絞ってみる
テーマを絞ることもダウンロード数の増加につながると言われています。
- イラストが目につきやすくなる
- まとめダウンロードされる
これは登録数を増やした時に起こる利点と同じではありますが、テーマを絞ることでその確率もぐんっと上がります。
ストックイラストでは、大まかなテーマがいくつもあります。
さらにこの中でもいくつもテーマが存在します。ライフスタイルだけをとっても、「家事」「育児」「結婚」などなど山ほどあります。
イラストを作成する時は、様々なテーマに広げて描いしまうより、「スポーツだけ」、「ビジネスだけ」など、まずはテーマを絞って作成すると良いと思います。
1.イラストが見つけやすくなる理由とは?
ストックイラストを検索すると1ページに表示されるイラストの数は限られます。
たくさん描いたイラストが、検索されたページで最初の方に表示されていないと、見つけてもらいにくくなります。
もし、様々なテーマに広げて描いてしまうと、最初の数ページに表示される確率も下がってしまいます。
しかし、1つのテーマで多く描いていると、そのテーマ内で占める割合も多くなり、必然的に最初の数ページにも現れやすくなります。
また、前述で記載したように1テーマで探している人に何回も同じ絵柄を見せることができます。
少しでも、自分のイラストを探している人の目に触れさせることが大切です!!
数が増えたら”質”や”セット内容”を変えてみる
作成方法も慣れ、数もある程度増えてきたら、質にも注意していくと良いと思います。
また、今まで作成したイラストを見直して、セットや単体など登録形態も変えてみるのもおすすめです!!
私は、今まで小物として使っていたパソコンやスマートフォンのイラストを、単体にしたものとセットにした素材を登録してみました。
アクセス数はまだ少ないにも関わらず、早速、何回かダウンロードをされていました!わーい!!
さいごに
いかがでしたか?
何か目的を持って作成しようとすると、必要となるイラストも変わってきますね。それは仕事として当たり前のこと!
ストックイラストを始めた方がたにとって少しでもヒントになれば良いなと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)でした。