こんにちは。
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)です。
2020年の春に行われたPIXTAストックイラストコンテスト。
そこでなんと嬉しいことに優秀賞に選ばれました!
えええええ!
— あなんよーこ/イラストレーター (@anan_illust) June 10, 2020
びっくりーー!選ばれていた!
ほとんど参加用の作れてなかったのに!!!びっくりして「??????」の頭になった!
ありがとうございます😳
お待たせ致しました!「第1回やってみよう!PIXTAストックイラストコンテスト」結果発表! | PIXTA Channel https://t.co/fopIHvRS23
受賞をするとPIXTAの方に、ストックイラストについて相談ができる特典があります。
今回は、PIXTA様からいただいたご意見と私の考えやこれからの課題についてご紹介いたします!
私からの質問内容は
私からPIXTA様に相談したい内容は以下のような内容でした。
- このままのイラストの絵柄・方向性で良いのかアドバイスが欲しい
- 自分の持ち味はどこか客観的な意見を聞きたい
- 素材を「セット販売」「単体」「どちらも用意」どれが需要が高いのか
- カラーバリエーションはどれくらい必要か
- 閲覧数が少ないものなどは削除した方が良いですか?掲載したままの方が利点はあるか?
など、簡単にこのような内容でお話をいただきたくことにしました。
この時はちょうどストックイラストを始めて1年程/作品数1000点突破し、作風も1つ見えてきたところ!
ただ、1年間経っても不安な部分もたくさんありつつ…
でも、ストックイラストへの楽しみややる気も出てきた時でした!
相談内容に対してのお答え
お答えをそのまま掲載することはできませんが、私なりの意見も含めまとめてご紹介します。
私の販売数まとめリスト
登録日からの購入されたイラストの販売数などをまとめた資料をいただきました。タッチでも分けてみることができるデータでびっくり!
そもそも私の素材についてご説明すると種類は大きく分けて3種類です。
- 頭身高めのベクターイラスト
- 手書きの人物イラスト
- 食べ物など素材系イラスト
そして売上トップは現在「頭身高めのベクターイラスト」です。
- 売上1位
- 2位
- 3位
- 4位
- 5位
- 6位
素材系であるビールのイラストが入っていますが、その他は人物のイラスト素材です。このような売上順は、みなさんも作品一覧から簡単に確認することができるので要チェックです!
自分の作品の売れ行きの傾向を知って、今後の方向性を決める際に貴重な資料となるので、たまに見てみることをお勧めします!
今回は、さらにタッチごとなどに絞って検索のできる資料をいただくことができました!これだけでもコンテストに参加した意義がありそうです!
私の強み
まず、私のストックイラストを見ていただき、「強み」を教えていただくことができました。
- デザイナーの経験
- 幅広いタッチ
- おしゃれでかわいい個性的なイラスト
デザインの知識
「デザイン」の知識はストックイラストを作る上で大切な要素と言えそうです!
「ストックイラスト」が使われる場面を想像すると、デザインの一部として「使用される」立場が多く、レイアウト内で使いやすい必要がある。
「使われる」イラストを考える上で、デザインの知識は役立つことも多く、イラスト全体の構成に安心感を与えることができると思います。デザインを作る側から選ばれるために大切な要素となりますね。
タッチの種類
テーマによってタッチを分けて描けるということも大きな強みのようです。
1つのタッチで幅広く展開することも良いことだと思いますが、
「ビジネス」テーマと「育児/教育」テーマで、タッチの幅(絵柄/配色)を変えて素材を増やしていく方が、各テーマで必要としている方の需要にあう確率が高まります。
しかし私自身、ビジネス寄りのタッチが主流となり、1つの絵柄に捉われがちになっていることに気がつきました。
そこで、「ビジネス」以外のテーマに合わせ、新しい絵柄の研究を始めました。
テーマは「ライフスタイル」!
ストックイラストとして展開するための方法を試作中ですが、少し幅が広がりそうです。
スタートしてから1ヶ月‼︎
— あなんよーこ/イラストレーター (@anan_illust) October 2, 2020
体の不具合を治すために始めた習慣を、雑誌風にモックアップにしてみました。
続けることが、第一の目標!
雑誌や本のカットイラストの仕事やりたい✏︎#イラスト #ダイエット #私はこんな仕事がしたい pic.twitter.com/aXBBx2Fadf
おしゃれで可愛い個性的なイラスト
嬉しい!!客観的な感想としてイラストを「デザイン性が高くおしゃれでかわいい、個性的かつ魅力的なイラストを得意(本文まま)」と言っていただけたことに、安堵感と嬉しさ!です。
ストックイラストコンテストに参加してよかったな〜…です!
セットと単品の販売はどちらも必要!!それぞれの役割とは?
やはり、「どちらか」ではなく「どちらも」必要です。
単品販売の強み
デザイナーではない人も、使いやすいデータになる
ということを忘れてはいけません!!
全ての人がベクターデータを扱えるわけではなく、jpgやpngのみ扱う人ももちろんいます。
セット販売しているイラストの一部分を使いたい場合、いくら大きい画像とはいえ、使いたい部分のみにした時に、使えるような画質ではなくなっているかもしれません。
せっかく作ったイラストを簡単に使っていただくためにも、単品もしっかり準備しましょう!
また、セットを作る場合は、私のようにそれぞれのモチーフをくっつけて配置するのも、利用者にとって優しいとは言えません…
使いたい部分のみを切り抜く時に、簡単にできるよう配置も考えた方が良いですね。
セット販売の強み
自分の作品の広告になる
これが大きな強みです。
セット販売されているデータで欲しいと思ったものが見つかり、その人のプロフィール→他のイラストへの誘導が期待できます!
自分自身のイラストの認知と販売機会の拡大に繋げることができるので、イラストのタッチごとにまとめておくと良いですね。
カラーバリエーションの有無
カラーの展開は、花や車などカラーの展開があるものはいくつか作成した方が良いよう。
ただ、人物イラストなどは、基本のカラーで用意するだけで十分のようです。
カラーを変更する時はベクターデータを使用していただくことを考えて、構成やモチーフ違いのバリエーションに力を入れた方が良いですね。
作品の削除はやらない方が良い
作品がいつ購入者にヒットするかはわかりません。
長い時間がかかる場合もありますが、少しでも露出することで、自分のポートフォリオヘ繋げる事ができます。
基本的には売れない作品もそのまま大切に置いておく方が良いですね。
これからの私の課題
ちょっとした工夫で差別化を図る
個性が強い手書きイラストの強化
初代の個性が強い手書きイラストの方が単価が高い傾向にある。
“ストックイラストらしい”イラストだけでなく、個性が強かった手書きイラストをさらに展開すると良いというアドバイスをいただきました。
ただ、以前はラスターデータのみだったので、ベクターデータも一緒に販売した方が、より需要とマッチするようです。
私が実際に、手書きイラストをラスターのみで販売している時の悩みとして「ベクターデータも必要か否か」という問題がありました。
現在、ベクターデータのイラストも販売した結果、やはりベクターデータは強いです。
私がデザイナーの時もベクターデータを探していましたしね…。
ただ、手書きをベクターに変換し綺麗に調整する方法はベクターのみで作成している時とは違い、展開も難しく時間もかかってしまっています。
しかし!新しい絵柄もストックイラストでも展開したいと思っているので、今後の私の課題として取り組んでいきます!
素材系イラストは「かゆいところに手が届くこと」
素材系は長い目で安定的に得られる収入源と考えて、コツコツと作っていきたいと思っています。
素材系を作る上で、大切にしたいことは少しでもデザイン作業を減らすための「かゆいところに手が届く」イラストを作成することです。
私自身、デザイナーとして探している時に強く感じていましたし、そこにストックイラストの存在意義もあると思います。
だからこそ、簡単には作れないような細かなモチーフや、フレームなど需要はかなり高いですよね。そして、かなりライバルも多いです…。
解決方法として何か変わった分野を一つ探してみるのもいいかもしれません。
ただ、描かないよりは描いていた方が良いので、私は描きたいものを描きつつ私なりのテーマを探していきたいと思います。
国内向けのテーマやモチーフを取り入れる
これは頭身高めのイラストについての課題です。
海外では主流になっているイラストのバランスのため、差別化を図るために日本人らしいテーマやモチーフを取り入れていくことで、個性を表現することが必要になりそうです。
最初から「個性」を考えすぎず、展開していく中で、ご意見をいただき方向性を見つけることができるのは、とても貴重であり効率的に思います。有難い!
アートボードとデザインの配置の仕方
こんなことまで教えていただけるなんて!ありがとうございます!
私は、勝手に「見やすいかな」と思い、アートボードいっぱいにイラストを配置していましたが、結果、商品の見えにくさを招いていました。
実際に私のPIXTAポートフォリオ画面を見るとマージンがほぼ0です。
ぎゅう!ぎゅう!!!!!!隙間なく並んでいます!!
このようにぎゅうぎゅうに大きくしてしまうのはおすすめしません…悪い例です!!!!
アートボードに対し、上下左右にしっかりマージンをとって、イラストをしっかり見せる方が、購入者のことを考えた良いバランスです。
理由として
- サムネイルの全体像を把握しやすい
- 余白がある方が、カットイラストとして使用するイメージが持ちやすい
- イラストにまとまりが出て、商品として洗練されたイメージになる
イラストを“よく見せる”こともしっかり考えることが、さらなるレベルアップに繋がりそうです!!
とっても有益な情報!!!ありがとうございます!!!!
さいごに
いかがでしたか??
ストックイラストの初心者さんにとって少しでも有益な情報となれば嬉しいです!!
私も「ただ数を投稿する!!」だけではなく、「見せ方」も見直して「買いたくなるポートフォリオ」を目指して改善していきたいと思います!!
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)でした。