こんにちは。
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)です。
みなさんは本読んでいますか?
本を読むことは本当に大切で、学校の勉強の中でも「国語」=“文章を理解して読む力”をつける事が1番大切だと思っています。
デザインやイラストを作る上でも、”理解して要約する力”って本当に大切です。
寝る前に5分だけでも、たった3行しか読めなくても、本を読み進めるようにしています。
そんな、本を読むことが大好きな私が、この2020年秋に読んだ・読み返した文庫本をご紹介したいと思います!
最近は、ハラハラするミステリー小説等ではなく、丁寧に生活をする人々や専門的な世界に触れることのできる本に惹かれています!
そんな本を読みたい人にオススメの小説をご紹介します。
1.そして、バトンは渡された
著:瀬尾まいこ 文春文庫
幼い時に母を亡くし、実父とも離れ、継母と暮らし…父が3人、母が2人。
そんな中で成長していく主人公。
一体、どんな辛い悲しいことが起こるのか…と思ったら!!!!!
主人公の優子がとっても良い!!そしてたくさんいる親たちも。
それぞれが愛情たっぷりに親の役割を果たし、優子も淡々と強く生きています。
不遇と見られてしまう状態であっても、本人は「愛情」を感じているから強くいられる、血の繋がりよりも、「愛情」を伝えることが大切だ!と感じられる1冊!
2.たゆたえども沈まず
著:原田マハ 幻冬舎文庫
ゴッホがまさに生きている同じ時間を感じられる1冊!
ゴッホの生き方や人物像だけでなく、印象派と呼ばれる絵画の立ち位置や、日本画が及ぼす大きな影響力など、参考書だけでは感じられない時間を感じることができます!
3.美しいものを見にいくツアーひとり参加
著:益田ミリ 幻冬舎文庫
作者である益田 ミリさんがオーロラやクリスマスマーケット、モンサンミッシェルなど1人、団体ツアーに参加して旅行をする旅エッセイ。
文章だけでなく、かわいい漫画やイラストと写真も入って、リアルな旅の様子を見ることができます。
何か大事件が起こるわけではないけど、淡々とシンプルな温かい文章に、私もいろいろ見てみたいな〜と思いが強くなりました。
私も旅をした様子をイラストと文章で本にしてみたいなぁ〜!
4.和菓子のアン
著:坂木 司 光文社文庫
デパ地下の和菓子店で働くアンちゃんと、同じお店で働くスタッフとお客様とのほっこり美味しいミステリー本です!!
見た目も美しく、味も美味しい、さらにいろんな意味を持つ「和菓子」。
個人的に和菓子が出てくるお話が好きで、この本も「和菓子」ということで選んだ1冊でした。
登場人物もそれぞれ魅力的。
デパ地下でちらっと目に入る和菓子店には、こんな人たちが買い求めにくるんだと、私も和菓子店で働いてみたくなりました。
ミステリーというほど大きなことは起こりませんが、ほっこり優しく美味しい空気感を味わえる素敵な1冊です。
5.ことり
著:小川洋子 朝日文庫
孤独死の場面から始まり、どんな人物のお話なんだろう…と思いましたが、
そこには鳥の言葉を話す兄とその言葉がわかる弟が静かに生きていました。
全体的少し暗い雰囲気を持ちつつも、人物の動きや表情が静かにしっかり見えてきます。
良い人生って誰にどう思われるかではなく、自分が好きなものを一途に大切にしていくことの方が幸せで、良い人生だよね、と再確認しました。
6.蜜蜂と遠雷
著:恩田陸 幻冬舎文庫
普段は映画で見たものを、さらに本を買って読むことは無い私ですが、
映画での表現の美しさに圧倒され、一体文章ではどんな風に描かれるんだろう!と読み始めました。
コンクールに向けて、天才や努力家達が自分の演奏を繰り広げていきます。
緊張感も伝わり、音楽についてあまり知識のない私でも楽しめました!
さいごに
私の本を選び方は「表紙のデザイン」…!!!
隙間時間があれば本屋へふらりと表紙を観察しています。
他にも読み返したり、新しく購入したり、いろんな本を読みました。
知らない世界に触れて、新しい興味が湧くきっかけになったりもして、読書は楽しいですね!
素敵な本を見つけると、私もイラストや漫画を描いて、文章も作って…本を出してみたいなぁ!!と夢見ています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
イラストレーターのあなんよーこ(@anan_illust)でした。